福岡はビジネスや起業しやすい街と言っても過言ではないだろう。
なんと福岡市の開業率は7.0%と全国21主要都市の中で最も高いのだ。市内総生産の9割以上を商業やサービス業などの第三次産業が占めているのが特徴的だ。
これは福岡県がビジネスマンにとって優しく、働きやすいからと言えるだろう。
特に市の支援制度が多彩なのだ。地元の経済界と大学が連携した長期のインターンシップに始めスタートアップに向けた留学支援や創業時の融資制度など、手厚いサポートをしてくれる。2014年には国家戦略特区「福岡市グローバル創業・雇用創出特区」の指定を受け、法制・税制など様々な規制緩和策を打ち出しているのだ。
実際福岡の起業家たちは、起業前から「福岡市は起業しやすい街だ」との評判を聞いていたと口をそろえている。
そんな福岡市では2003年に、地元企業の経営者などによって「福岡市創業者応援団」というネットワークが形成されるなど、起業家たちの情報ネットワークが拡大している。
毎日のように、スタートアップ企業やコンテンツ産業の関係者がイベントや勉強会などを開いており、起業に挑むビジネスマンは人脈を増やすことが容易になったのだ。
福岡がビジネス街になった理由は県が起業家に優しい街だからなのだ。